A(例)先日TVで「杜仲茶(とちゅうちゃ)」を飲用することによって肥満が改善できるとの放送があって以来、県内から「杜仲茶」が消えました。県民の健康に関する意識はそのくらい高いのですから、「このようにすれば、こうなる」とある程度実証済みのものがあるのなら、勇気をもって栃木県中で推し進めてみてはどうかと考えます。「杜仲茶」が本当に肥満の改善に役立つのであれば、「杜仲茶の栽培」と活用を栃木県を挙げて推進。実際に、それで肥満解消になれば、成人病は大幅に減り、医療費も激減します。
B終末医療には多大な費用が発生しますので、「尊厳死」についての議論をスタートすることも必要です(タブー視していると、天文学的な額になります)。
(4)「老人科(壮年科)」の促進
 欧米では、小児科があるように「老人科(壮年科)」の専門医が生まれ始めたようです。20〜30代の人々と同じような検査や処方は、60歳以上の人々には必要もないし、なじまない。負担(ストレス)の原因にすらなる場合が多いので、年齢に応じた医療をめざすのが「老人科」であります。
 栃木県における「老人科」の導入と促進で、医療費の大幅削減を行いたく考えます。
(5)県立ガンセンターの予防機能の充実
 「栃木県立ガンセンター」は、ガンにかかった患者さんが行くところで、定期的なガン検診は受け付けていないようであります。私は、「栃木県立ガンセンター」にこそ「ガン撲滅のメッカ」としての機能を果たして頂きたく希望いたします。
 そのためには、県民が「定期的なガン検診」を毎年気楽に受けられるようなしくみづくりが望まれます。「ペット」等も導入すれば、支払可能な県民は大活用し、大喜びされ、ゆえに導入費用も早期に返済可能になると考えます。「ガン検診機能」の充実により、慢性赤字のガンセンターの早期黒字化も実現し、病院経営ひいては栃木県の財政にとっても有益と考えます。
 

−追記− テーマ2.教育制度改革
 最大の課題は、卒業後に高等教育機関(大学・短大・専門学校)へ現実には74%をこえつつある生徒を送り出す「高等学校」にあります。小学校や中学校に比べて「落ちこぼれ」が非常に多く、高校時代に勉強らしい勉強をほとんどしないまま大学等の高等教育機関に進学する生徒が大量に発生しているからであります。大学等では「導入教育(1年次教育)」や「リメディアル教育(不足する科目の補習、つまり中学校や高校の勉強のやり直し)」を行っていますが、高校でももっと本気になって、一人ひとりの高校生の進路を考えた上での教育をする必要があります。進学校や進学校をめざす高校ほど「落ちこぼれ」が多く、また、進学校をめざしていない高校では「無気力」が蔓延している状況のように思えてなりません。
 高校の実情をどう変革するか。栃木県の経済発展のためにも見過ごすことのできない大きなテーマと考えます。
以上