すべて小さく考えよ
−サム・ウォルトン名言集−
 
 世界一の売上を誇る企業、ウォルマートの創業者故サム・ウォルトン氏から、企業経営を志す経営者が学ぶところは多い。
 サム・ウォルトン著「私のウォルマート商法−すべて小さく考えよ−」(渥美俊一・桜井多恵子監訳、講談社+α文庫)を読み解くときに、ポイントとなるkeyセンテンスをご紹介します。
 是非、本著を購入の上5〜6回熟読し、経営手法を学んで下さい。
※以下のセンテンスは、「私のウォルマート商法−すべて小さく考えよ−(サム・ウォルトン著)」から引用させていただきました。
 
                                                   開倫塾 
                                                   塾長  林  明夫
 
・経営方法は客のためにドンドン変わり続けています。しかしその変わり続けていることこそ、以前とまったく変わらない経営姿勢だといえる
・@すべての努力は客のためであって、企業のためではない。A失敗を恐れず、改善と改革とに挑戦し続ける。
・企業文化(corporate culture)
・私の経営はけっしてベストではない。もっとベターな方法を、他社がやっているはずだ。それをつぶさに見て回り、改善を続けることが何よりも大事な経営なのだ
・アメリカ中のどのチェーンのトップよりも、私のほうがより多くの店の実例を見学(ストア・コンパリゾン)している
・「今、○○では△△が新しく行われている」と、周囲や部下に紹介し続けた
・母と父との唯一の共通点はお金に対する方針だった。つまり、使わないのである
・持ち株会社
・ウォルマートの株式は、長年にわたってその持ち株会社に注ぎ込まれてきた
・贅沢(ぜいたく)な暮らしで金を浪費する代わりに、エンタープライズの資産を増やしていった
・家族が一貫してウォルマートの株式を管理し、統括できた
・相続税を減らすには、生前の早い段階で資産を手放しておけばいい
・私たちは経費を限界まで切り詰めていた、といってもいいだろう
・ウォルマートで私たちがやってきたことは、皆が一丸となって、1つの目標に向かった結果なのだ。つまり、チームワークということだが、その精神を私もまた早くから身につけていた
・私のもっとも得意としたことは、人をその気にさせることだった
・キャンパスでリーダーシップをとるコツは、きわめて簡単なことだった。道で出会う人々すべてに、こちらから声をかければいいのである。キャンパス内でも新聞配達をしている時でも、私はそれを試してみた。人に出会うと、いつも相手より先に声をかけたのだ。やがて私は大学中でもっとも知人の多い学生になり、相手も私を友人として受け入れてくれた
・幸い、私は店の店長、ダンカン・メイジャーズに自分の理想を見つけた。人をやる気にさせる素晴らしい上司
・私は競争相手をつねに調査していた
・図書館に通い、小売業に関するあらゆる本を読みあさった
・人口1万人以上の町は、ウォルトン家の立ち入り禁止地域になった
・小さな町に出店するというのが、ウォルマートの初期の出店戦略だった
・契約に関する無知は、のちに大きなツケとなり、私を悩ませることになった
・まったくの素人(しろうと)で無知であったことが、かえってその後の私にとって幸運になった。というのも、おかげで、その後ずっと私を支えてきた教訓をそこで学んだからである。それは「誰からでも学べる」ということだ。小売業に関する本はどれも役に立たなかった。おそらく私がもっとも学んだのは、通りの向こうのスターリング・ストアのジョン・ダナムからだった