夏の“蚊”学
 
 
1.夏の嫌われもの
 夏になると所嫌わず出没し、皆に嫌がられる生きものとは何だと思いますか。いくつかいますが、何といっても蚊です?そこで今回は、蚊についてお話したいと思います。
 
2.種類はいくつ
 蚊は、3266種類もいて、その中で血を吸わない蚊は約800種、血を吸う蚊は約2500種、病原菌を運ぶ蚊は約300種といわれています。約300種類もの蚊が病原菌を運ぶのですから、一番危険な昆虫なのです。蚊が引き起こすマラリアや日本脳炎等は、誰もが知っている恐ろしい伝染病ですね。
 
3.寿命は長い?短い?
 蚊の寿命は、およそ1か月です。卵からかえった蚊の幼虫(ボウフラ)は、水がたまっている場所で約15日間過ごし、そのあと脱皮して成虫になります。家の庭などにバケツに入った雨水などがあったら注意して下さい。そこは、彼らボウフラのかっこうのすみかであることはほぼ間違いありません。メスの蚊は、一生に4~5回、約300粒あまりの卵を産みます。そして、その卵を体内で育て産むために、人間や家畜などの血を吸うのです。
 
4.えじきになりやすいのは
 おもしろい実験があります。蚊によくさされる人がいますが、蚊は何を好んでいるのでしょうか?その要因として、人間の呼吸時の二酸化炭素や汗から出るL-乳酸という物質があげられています。また、人のホルモンの分泌周期も関係しているそうです。血液型でみると、O型が好まれます。これらの条件が蚊の好みと一致する人は、えじきになりやすいということですね。
5.かゆ~いのはなぜ?
 なぜ、蚊に血を吸われた直後はかゆく感じないのかご存知ですか。実は、蚊は血を吸っているとき、人の血が固まらないようにするためと皮膚感覚を麻痺させるために、だ液を注入しているのです。ですから、蚊がお腹いっぱいになって飛び去ったあと、人は蚊のだ液とのアレルギー反応によってかゆいと感じるようになるようです。
 皆さんは、蚊の子どもたちのために血を提供しますか。それとも……。  
 
 


開倫塾ニュース2006年8月号
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