CRT栃木放送『開倫塾の時間』(2007年12月22日(土)午前 9:15〜9:25放送内容)
 
開倫塾 塾長 林 明夫
 
冬休みの過ごし方を考える
 
1.はじめに
(1)「クリスマス」や「年の暮れ」、「おおみそか」、「新年」と1つ1つの意味を考えて過ごせば味わい深く過ごせるが、とてもあわただしいので、ボーとしていると「アッ」という間に時間が過ぎてしまいがちなのが冬休み。
(2)冬休みのように長い休みは、児童・生徒・学生にとっては何かを成し遂げるのに絶好の期間。また、保護者にとっては特色ある家庭教育をするのに絶好の期間。事前に作戦をよく練り、有効に活用してほしい。
(3)冬休みにしたいことをいくつか考え、大事なことは、カレンダーや手帳に予め記入しておくことお勧めする。
 
2.2008年をどのような年にしたいか考え、文章にしてみよう
(1)「一年の計は元旦にあり」で、1月1日になってから今年どうしようと考えるのもよいが、できれば12月31日までに新年はどうしようと考えて、たとえ短くてもよいから文章にまとめてみよう。
(2)1月1日から新しい手帳を使う人は、今のうちに買い求めて、2008年に対する自分の思いを手帳に書き込んでおくとよい。
(3)私は、2008年用の「1日1ページ」手帳を毎年9月に買い、10月から来年はどうしようと考え、考えがまとまるごとにこの手帳に書き込んでいる。
 
3.冬休みは、読書をしよう
(1)読み残した本があれば、冬休み中に読み終えよう。「この本を読みたい」という本があれば、図書館で借りたり、お金に余裕があれば書店で買い求めて読んでみよう。
(2)気に入ったところがあれば、自分の本なら読みながら横に線を引いておき、「書き抜き読書ノート」に書き写してみよう。(図書館の本に書き込みはしないこと。)
(3)本は、よく考えながら5〜6回読むと面白さが増す。
 
4.冬休みには、新聞を読んで考えよう
(1)冬休みには毎日、小学生は20分、中学生は40分、高校生は60分以上新聞を読んで考えよう。
(2)年末から新年にかけては、各新聞社は各社の総力をあげて世の中がどのように動いていくのかについて特集を組み、すばらしい内容の新聞を毎日出し続ける。
(3)冬休みは、じっくり腰を落ち着けて1面からなめるように新聞を読み、考える毎日を送ってもらいたい。

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